マンション投資の途中過程
Z店では、保険を扱っているわけではないため専属のファイナンシャルプランナーも、具体的な保険の商品についてまでは相談に乗れるわけではありません。
今回、この本の執筆に当たり、保険の考え方について、株式会社・保険パートナーズジャパンのE・H氏にお話をうかがうことができました。
兜ロ険パートナーズジャパンは、様々な大手保険会社の商品を扱う独立代理店です。
同社に所属するH氏は、お客様の状況やニーズを把握して、保険の相談に乗っているエキスパートです。
ですが、保険は人生の中で住宅の次に高い商品です。
住宅の購入や建築を検討しているならば、保険を見直すべきです。
意識されている人は少ないのです。
保険会社の言いなりに加入している保険ですから、きちんと目的別に見直すと、ほとんどのケースで保険に支払っている金額を節約することが可能です。
水道光熱費などは固定費となっているため、なかなか節約するのは難しい経費です。
けれど、保険に関してだけは、自分の意志で決めることができる唯一の部分といえるかもしれません。
たとえば、月額5000円下がれば、年間6万円違ってきます。
複数の保険に加入しているなどのケースによっては、1万円以上下げることも可能となります。
住宅の新築を計画しているならば、特に保険の見直しは必須です。
日本人が生命保険や損害保険など何らかの保険に加入しており、平均的なご家庭でも月額2万5000円から3万円程度、保険料を支払っています。
人生で二番目に高い買い物をする割には、必ずしも保険の内容を吟味して加入してはいないようです。
大半が、保険会社から勧められるままに加入しているのではないでしょうか。
現実的に、平均レベルよりちょっと下の収入であっても、保険のかけ方を見直すことで新築が可能になることもあります。
住宅ローンを支払っている間は、保険の保障を最低限必要なレベルにまで抑えておいて、ローンが終了したら保障を手厚くするなど、目的にあわせて保険を調節することは可能です。
新築計画時の保険の見直しは、こう考えるといいクとして、病気、リストラ、介護、老後などがあげられます。
高度障害が残ったような場合や三大疾病を患った場合などは、住宅ローンの返済ができなくなるケースも想定されます。
今すぐに必要なわけではなくとも、老後のことを考えると、私的防衛をすることも必要でしょう。
そして、もう一つが生命に万が一のことがあったときのリスクです。
保険を見直すには、まず家計そのものを総点検しておく必要があります。
現在、月々の生活費にどれくらいかかっているのか、食費、教育費、光熱費などの費用を項目ごとに洗い出してみることです。
この作業をするだけでも、家計の中の無駄な雲出費が、どこにあるかが見えてきたりもします。
家計を見直すことは、住宅ローンで払えるお金を、算出する上でも役に立ちます。
最近は、家計簿をつけずになんとなくで済ませているご家庭が増えているようです。
けれど、データなしでは、出費を抑えることは難しいでしょう。
たとえば、月々の食費の中でも外食を一度我慢すれば、5000円浮いてきます。
電気代や水道代なども気をつけていけば、わずかずつでも節約は可能です。
しかし、くれぐれも無理な節約をしすぎて、楽しみや潤いの部分を削り過ぎない。
これらのリスクをどう保障するかによって、ただ漠然と保険に加入して支払うのではなく、必要最低限のケアをすることです。
絞るべき焦点は、もしものことがあった場合に、住宅ローンは残らないように、保険でケアしておくこと、残された妻と子供が、食べていけるだけのお金を確保すること、そして、新築を実現するために、家計の負担を軽減すること、の3点です。
架空シミュレーションをしておくべきです。
いやな想定ですが、それがもし固定費(光熱費)にどれだけかかるのか、食費などにどれだけかかり、教育費にはどれだけ必要か。
シミュレーションして、どれだけあれば困らずに食べていけるかをシビアに出してみることです。
それは、家族構成によっても変わってくると思います。
たとえば、子供の学費・教育費には1人当たり約1200万円かかるといわれています。
遺族年金でいくら入ってくるのか、そして残りの不足分を保険でどれだけまかなえれば足りるのか。
一時的に大きなお金が入ってくることになりますが、大黒柱を失うのですから、必要となるお金は、細かくきちんと計算しておくことが大切です。
家計を見直す作業と同時に、万が一、一家の大黒柱が亡くなったら万が一の時のシミュレーションをつくると安心現在の生活レベルを下げすぎると息がつまり、ストレスなどで破綻しかねない。
まずは、新築する目標に照準をあわせ、手にいれてから支払いに余裕が出てきたり、ローンが終わったときにまた保険を見直せばよいのです。
優先事項を見極めておけば、それにあわせて1万円も1万5000円も保険料が下がるケースもあります。
保険は、とにかくゴールを見て選択するのが一番でしょう。
本当に家が欲しい、老後が不安などの目的にあわせ、期限を区切って目標を設定し、見直すべきは見直すことです。
たとえば、終身保険のタイプを選択すると、保障が落ちることはありません。
また、掛け捨てのタイプの定期保険と組み合わせると、2万5000円ほどの保険料でも3500万円から5000万円の保障がついてきますので十分だと言えるでしょう。
新築を目標とした保険の見直しをするならば、なるべく安くて、後に支払い金額が上がらなくて、必要最小限の保障がついている保険を探すことです。
保険には、保険料が更新時期にアップしていくタイプや、保障期間中ずっと変わらないタイプがあり、また将来年金としてもらえるタイプなど、ニーズにあわせて様々です。
保険をうまく活用すると、様々な利点が生まれます。
たとえば、一時払いの個人年金保険に加入して、現金を保険に置き換えることにより、将来の相続対策や生前贈与などに活用して、税の負担を軽くすることができます。
現在は、保険会社もリスク細分型保険といって、一律の保険ではなく、たとえば、保険に加入される方の健康状態に応じて、標準体、健康体、非喫煙健康体などのランクを設け、保険料の差別化を図っています。
つまり、健康な方は、より保険料が安くなるわけです。
ドル建ての保険や変額タイプの保険に加入することにより、保険料を下げることも可能です。
その際は、保険の内容をしっかり把握して入ることが大切です。
また、自動車保険などでは、近年業績が伸びている通販系の損保会社が比較的安価で、アフターサービスも充実しているところが多いようです。
保険の活用しだいで、生涯で1000万円もの差額が生じるケースもあります。
また、相続税の対象となる死亡保険金の額には、一定の非課税枠があります。
相続発生により受け取った保険金等は、その全額が相続税の課税価格に算入きれるわけではありません。
一方、相続財産の大部分が不動産である場合には、相続税対策として、長男が契約者で被保険者が父という保険に加入しておき、相続が発生したら、不動産を長男が取得する代わりに、他の相続人である兄弟には、長男が受け取った保険金から、代償分割という方法により金銭を渡す方法も有効です。
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